ベルギー通信 第3号

ベルギーでの生活についてちょくちょく報告します!という宣言から軽く2週間以上が経過してしまいました。はしもです。

Time flies!!な感じで、imecでのインターンも折り返しをすぎ、残すところ後2週間弱です。生活の勝手もほぼわかるようになり、何とか一人で生活をこなしております。今回は日常生活について書こうと思います。

まず洗濯ですが、こちらでは洗濯は1週間にまとめてやるのが普通のようです。学生が多く住むこのLeuvenでは、洗濯機を設置していない部屋も多く、主にコインランドリーで洗濯を行います。私が滞在しているベギンホフの寮も、部屋に洗濯機はなく、教養のランドリー(有料)を使用します。

ここで少し、「はしもの初めての洗濯 ~見知らぬおじさんとの友情~」をご紹介したいと思います。


はしも 「今日は日曜日やで。ベルギーでは、日曜日はレストラン以外のほとんどのお店が営業してへんから、どないしよか。せや、洗濯せなあかんわ。使い方の紙ももろてるし、まぁ、何とかできるやろ。洗剤は日本から持ってきてるしな。ほないこか~」

こうして、はしもは洗濯物カゴにいっぱいの洗濯物を詰め込んで、共用のランドリーに向かった。


実は、このランドリーにある洗濯機と乾燥機は、コインで動くのだが、専用のコインを寮の受付で購入しなければならない。そして、その受付が空いている時間は、平日の9:00-12:30のみ。日本の銀行の窓口より開いている時間は短い。(銀行員様。もちろん、日本の銀行は窓口を占めてからが大変なのは知ってますよ。あしからず)ちなみに、imecの人事部の書類の受付時間も午前中のみ。こっちでは、そういうのが通常のようだ。

はしもは、もちろん抜かりなくコインを購入していた。さすがだね!

しかし、はしもは、洗濯機の前で佇んでいた。


はしも 「何やこのスイッチ?90、60、40って数字あるぞ……。こんな温度の水というかお湯で洗濯するんか?それにどこに洗剤いれんねん……しかも、この説明書はオランダ語とフランス語で書いてるからようわからんやんけ~。あ、よう見たら英語でも書いてるわ。しかし、いまいちこの90の数字がわからんな……。どないしよ。」

(ガチャ

はしも 「ん?おじさんがきた。おじさんも洗濯みたいやな。おじさんに聞こう。Hello. わいはこの洗濯機使うの初めてなんですわ。すんませんが、使い方おしえてもらえまへんか?」

おじさん 「もちろんや。めっちゃ簡単やで。このスイッチあるやろ?これで温度を選ぶんや。例えば、この90ならめっちゃ熱いお湯で洗濯や。そして、このスイッチでスタートや。んで、洗剤はここや。左の入れ口から、前洗い用洗剤、本洗い用洗剤、柔軟剤や。でも、前洗いと本洗いの洗剤はわけんでもええで。大体こんくらいずついれたらええ。(ワッサー」

はしも 「おおきに。助かりました。ありがとうございます。」

おじさん 「いいってことよ。ほなわいは行くわ。あ、そうそう、この残り時間30分て出てるけど、大体1時間くらい見たほうがええで」

はしも 「はい、わかりました。ほんま親切にありがとうございます」

おじさん 「あいよ。ほな」

はしも 「やっぱりこの数字は水の温度か。こんな高温でやったら洗濯物がどえらいことになりそうや。わいはこの一番低い40にしよ。しかし、あのおじさん、洗剤入れすぎちゃうか……。やっぱこっちの人は大雑把なんやな。」


ちなみに、最近は減りつつあるらしいが、こちらの洗濯では90℃で行うのが普通らしい。これはベルギーに限ったことではなく、欧州全体的らしい。というのも、かつては、こっちの人は下着は一週間履き続けるものだったらしく、煮沸消毒も兼ねてたとか。


いずれにせよ、こうしてはしもは、おじさんと親交を深めつつ、洗濯という任務を完了したのであった。



人間というのは、やはり未知なものに対しては知らぬ間に警戒しているようで、日本では普通にできる「洗濯」でさえ、やりきるまで気が抜けませんでした。

電車の乗り方も違うので、海外での生活というのは、慣れるまで一つ一つが大仕事な気分です。海外で生活してみると、日本の良さがわかるとよく言われますが、それは本当だと思います。

余談ですが、初めて洗濯するとき、ほんとうに上のようなことを一人でつぶやいてました。一人暮らしで寂しいんでしょうね。

最後に、先の休日で訪れたベルギーの水の都ブルージュの写真をどうぞ。





ブルージュは、チョコレート屋さんがとても多くあります。以前、渡部研で特任助教をしておられたWeeさんが、ブルージュのチョコレートラインというお店をおすすめしていたようです。(地球の歩き方にも載ってました。)

他には、生地を編みこんだレースも有名のようです。
この街はかなり良かったので、みなさんもベルギーを旅行するなら是非訪れることをおすすめします。ブリュッセルから電車一本で約1時間程度です。
 それでは、今回はこの辺で終わります。

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